4連覇を目指す藤井聡太名人(竜王・王位・棋聖・棋王・王将=23)が初登場の糸谷哲郎九段(37)に先勝した、将棋の第84期名人戦7番勝負第2局が25日午前9時からの2日制で青森市「ホテル青森」で始まった。先手後手は事前に決まっており、先手は藤井、後手は糸谷。

午前8時40分ごろ、糸谷がまず入室した。目をつぶったり、盤を眺めたりするなどして気持ちを落ち着けていた。対する藤井は8時48分に入室。関係者に一礼して着座すると、扇子、デジタル時計、汗ふきシート、ハンカチを所定の場所に置いた。

定刻になって青森県弘前市出身の立会人、行方尚史九段が対局開始を告げると、藤井はいつものようにお茶を口に含む「初手お茶」の後、飛車先の歩を突いた。糸谷も「初手お茶」の後に角道を開けた。

第1局は、先手の糸谷が名人戦史上初の初手で1筋の歩を伸ばし、意表を突いた。独創的な「糸谷ワールド」を展開したが、藤井がうまくまとめた。今局もどんな展開になるのか、目が離せない。

持ち時間は各9時間。2日間とも午前10時と午後3時におやつが出される。正午からは1時間の昼食休憩もある。初日は午後6時30分の段階で手番の側が指し手を封じ、26日午前9時からそれを開封して再開される。決着は26日夜の見込み。

【動画】先手・藤井聡太名人はまずお茶を一口飲み瞑想 名人戦第2局開始