ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏(50)が20日、X(旧ツイッター)を更新。政府が日本産ホタテの殻むきなどの加工業務を受刑者の刑務作業に加える検討をしているとの報道をめぐり、自身の獄中体験をもとにした持論を展開するとともに、ジャーナリストの江川紹子氏の意見に異を唱えた。

堀江氏は、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を受け、中国が日本産水産物の輸入全面停止を続ける中、政府は中国で行われてきた水産物の加工業務を受刑者の刑務作業に加える対応策の検討を始めたとの報道に言及。「これは良い案だね。網走とか近いしな。最低賃金以下でしか採算取れないしな。ホタテの殻むき」と、政府の対応策を支持した。

一方、江川氏が「う~ん、どうなんでしょ。受刑者が社会貢献している実感を持てる形であるならよいかもですが、出所後に役立つ技能とは思えず、安くて確実な労働力として受刑者使う発想のような気も」と疑問を呈すと、堀江氏は「まあ江川氏は受刑者になったことがないのでわからんと思うけど、そもそも出所後に役立つ仕事的なのをわざわざ刑務所に頼む業者なんかいるわけねーだろよ笑。仕事自体が減ってて暇なのが一番苦しいんだよ受刑者は。仕事があるだけマシだよ。社会の役立ってる実感がある」と、自身の経験から反論し、「こういうクソみたいな意見がさらに受刑者を追い込んでるのわかんねーのかな。わかんねーよな」と批判した。

堀江氏は2006年の証券取引法違反事件で逮捕・起訴された後、実刑判決を受けて服役した経験がある。