東京都の小池百合子知事は24日の定例会見で、公選法違反事件を受けた木村弥生区長の辞職に伴う東京都江東区長選(12月3日告示、同10日投開票)をめぐり、自身が特別顧問を務める都民ファーストの会や自民、公明両党などが元都職員を推すことになった経緯を語った。

都民ファ、自民、公明、国民民主各党は、小池氏の特別秘書の秘書を務めた元東京都政策企画局政策担当部長の大久保朋果氏(52)の推薦を決めている。大久保氏は22日の出馬会見で、小池氏から背中を押されたと明かし、小池氏との関係性をにじませていた。

小池氏は「各政党、会派が候補者としてすぐれているということで、推しておられると聞いている」とした上で「私のそばで、特別秘書の秘書をやったり身近で活動していた。非常に的確で、信頼ができる方だ」と述べた。「将来の家族や地域のことに関心を持ち、それを具体的なきかっけとして挑戦をすることになった。都政に関与したことなどを含め、いちばん適任だと思った」とも説明した。

立川市長選など東京都内の選挙で3連敗となっている自民党は、時に都民ファの候補と戦うこともあるが、今回の出直し江東区長選では、人気の小池氏や都民ファと「相乗り」となる側面も注目を集めている。小池氏は、選挙ごとに構図が異なることについて「選挙は、それぞれの地域でカスタムメイド。いろいろなパターンがあるのではないか」とだけ述べた。

4月の区長選で自民は、木村氏と元都議の山崎一輝氏の間で保守分裂選挙となり、木村氏が山崎氏ら3人をやぶり初当選していた。

今回の出直し江東区長選には、4月の区長選にも出馬した元国税庁職員の猪野隆氏(58)、立憲民主党などが支援する江東区議の酒井菜摘氏(37)も立候補を表明している。また、日本維新の会も候補者擁立を目指している。