牛丼チェーン「吉野家」(本社・東京都中央区)の手掛ける牛かるび丼専門店「かるびのとりこ」が、埼玉県春日部市に2号店を12月1日にオープンさせることが28日、分かった。この日、開業準備をする店舗前に初めて開業日を知らせる黒板が登場。開業日を「12月1日OPEN」としっかり記していた。
忙しく開店準備をする店員によると「契約したアルバイトがポップが得意なようできれいにかいてくれました」と、新店舗ながら開業前からチームワークは良さそうだ。元々讃岐うどんの人気チェーン「はなまるうどん」の店舗だったが、今年4月に閉店。東武線春日部駅から徒歩6分ほど、同駅西口から延びるふじ通り沿いという立地条件の良さで出店が決まったようだ。
すでに今年2月23日に1号店を杉戸高野台店として開業させていて、同じ埼玉県内での年内連続出店となった。吉野家では看板である牛丼以外の新業態チャレンジは10年ぶりで社運をかけた大事業といえる。吉野家では「多くのお客さまにかわいがっていただきたい」と話し「直火(じかび)で焼いたカルビのおいしさを堪能していただきたい」と自信を見せる。
あまり周知されていない「かるびのとりこ」。杉戸高野台店で実食してみた。毎日午前10時~午後10時の12時間営業で、春日部店も同様の時間帯の営業となる。入店したら自販機でチケットを購入する前払い制。そのチケットを購入すると自動的に注文されるシステムで、あとは席に座って、チケットに印字されてる番号が呼ばれたらカウンターまで受け取りにいく。
牛かるび丼のサイズは5種で「小」(550円)、「並」(640円)、「大」(840円)、「横綱」(990円)、さらに重量1キロの「理事長」(1290円)と大食いの客も満足しそうな量調整がなされている。
肉はジューシーでやわらか。ナムルも添えられていて満足できる。「上かるび」も入った「二種盛 牛かるび丼」もあって、カルビ好きにはたまらない。
さらに野菜増量が無料のスンドゥブ(豆腐や野菜と牛肉などが煮込まれたスープ)も辛さ調整や具も選べる。3点ナムルとセットとご飯がセットになった定食パターンもある。
さっぱりした冷麺は好みで酢も入れられるが、スープは口直しのデザート代わりにもなりそうな味わい。
これまでの吉野家のイメージを打破しそうな「かるびのとりこ」。映画「翔んで埼玉」で北関東エリアが注目されているが、あらたな埼玉名物にもなりそうだ。【寺沢卓】

