立憲民主党の小沢一郎衆院議員は26日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件をめぐり、政治資金規正法違反(虚偽記入)の疑いで逮捕された衆院議員池田佳隆容疑者(57=自民党を除名処分)の一部の秘書が東京地検特捜部の調べに、強制捜査前に池田容疑者の指示で、事務所のパソコンをドライバーで壊したという趣旨の供述をしていたとの報道に言及した。

この件を報道したニュースを引用しながら「目茶苦茶。こんなのばかり。元文部科学副大臣が率先して行う日本の道徳破壊。11年の自民党政治の結末。破壊されるべきは悪事の証拠ではなく、自民党という腐敗組織そのもの。皆が目を覚まさないと、生活が破壊される」と投稿した。

自民党では、2014年に小渕優子選対委員長の政治団体の不明朗な政治資金支出問題が表面化した問題をめぐり、帳簿データなどが入った事務所パソコンのハードディスクが電気ドリルで破壊されたのが見つかっていた。小渕氏は当時「ドリル優子」と批判を受け、今回、池田容疑者に対しても「ドライバー池田」との指摘が出てきている。

「ドライバーでPC破壊」はこの日、インターネット上のトレンドワードになっており「隠蔽は悪徳自民党の十八番芸」「PC破壊は小渕氏からの自民党伝統芸?」「自民党で流行ってるんですね。ドリルとかドライバーでPC破壊」など、小渕氏の過去のケースと関連づけるコメントが相次いでいる。