将棋の藤井聡太王将(竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・棋聖=21)が菅井竜也八段(31)の挑戦を受ける第73期ALSOK杯王将戦7番勝負第3局が27日、島根県大田市「さんべ荘」で始まり、午後6時すぎ、先手の菅井が45手目を封じて1日目を終えた。
持ち時間各8時間のうち消費時間は菅井4時間10分、藤井3時間29分。シリーズ対戦成績は藤井の2勝0敗。藤井がストレートで王将3連覇と、故大山康晴15世名人の持つ最多連続記録「19連勝」の大記録更新に王手をかけるか。王将初挑戦の菅井が巻き返すか。注目の一戦だ。
本格派の居飛車党の藤井と、振り飛車のスペシャリスト・菅井。戦型は先手の菅井が相手の飛車と8筋で対峙(たいじ)する「向かい飛車」を採用した。両者の対戦では16局目で初の戦型。昨年4~5月の叡王戦5番勝負での6局(2千日手含む)、王将戦7番勝負第1、第2局ともすべて三間飛車だったが、菅井が大きく戦略を転換した。未知の領域に藤井は慎重に駒組みを進めた。
形勢は藤井がやや優位との見方もある。2日目は28日午前9時に再開し、夜までに決着する見込み。【松浦隆司】

