元財務官僚で信州大特任教授の山口真由氏は19日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、花巻東・佐々木麟太郎内野手(18)が進学することになった米スタンフォード大に「落ちた」と明かした。

山口氏は東大法学部を首席で卒業し、財務省に入省。同省退官後に米ハーバード大ロースクールに留学して学び、ニューヨーク州弁護士の資格を持つことでも知られる。

番組で佐々木の進学の話題を特集した際、コメントを求められた山口氏は「私、スタンフォードは補欠だから、落ちたんですよ。(大学がある)西海岸はいいなあと憧れがあります」と告白し、MC羽鳥慎一が「山口さんも落ちるんですね」と驚くひと幕も。

山口氏は「(米大学の試験時の)パーソナルステートメントというかエッセーでは、自分が何者でこの大学になぜ入りたくて、この後どうするのか、自分の過去、現在、未来を1本の軸で結んで、さらに大きなものを描き出す(内容)。日本の野球少年たちのロールモデルになりたいみたいなものをたぶん、書くということで評価されるといわれている」と、佐々木が大学にどう評価されたのかを分析。「自分が何者かという確信が強い人を、アメリカの大学はぐっと集めて刺激し合って、さらに偉大にして卒業生にしていくんだろうなと。すごい」と、米国の大学の学生選抜システムに触れながら、佐々木について「自分がロールモデルになって、野球少年たちの未来にはこういうものもあるんだよということを示したいのもある(のではないか)」とも語った。