昨年11月に肝内胆管がんのため73歳で亡くなった直木賞作家、伊集院静さんのお別れの会が18日、東京会館で開催された。親交のあったTUBEボーカルの前田亘輝(58)が、伊集院さんとの思い出を語った。

2018年に3曲、詞を書いてもらった。それが最後の仕事となったんですけれど、お酒を飲みながらいろんな話をして、すごくカッコイイ大人だったなぁ、それが一番ですよね。

書いてくれた曲の中に「でく」という曲があるんですが、これ「でくのぼう」の「でく」なんですよ。あれは先生は何を思い浮かべながら書いたのかなぁ、って。というのを聞けなかったというのが一番残念。それでコロナ禍になっちゃって。

本当にね、カッコイイ大人ですよ。いつも酒を浴びている。(酒場で)一緒に仕事できたらいいなぁ、って。ちゃんと直筆で原稿用紙で、作詞ってワープロできたりするんですけど、伊集院さんは直筆で、それは今でも飾ってあります。

(伊集院さんと酒は)ばったりあったりして、僕もお酒が好きなので、バーでお会いしたり、いろいろですね。19年かなぁ、それが最後かなぁ、それもばったりです。そのときは「調子はどうだい?」って、いつも人のことを気づかっていましたね。いろんなことをしたかったですね。最後の言葉は「ありがとうございました」ですね。「教えられたことをひとつずつ、自分もカッコよくなっていきます」っていうのを誓わさせていただきました。