元衆院議員で元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士(67)が3日、フジテレビ系「めざまし8」(月~金曜午前8時)に出演。栃木県那須町の河川敷で焼けて損傷した2人の遺体が見つかった事件について言及した。

番組では、2人の焼死体のうち1人は本籍が東京都台東区の宝島龍太郎さん(55)と判明し、もう1人が女性の可能性があるとして、警察が調べを進めていることを伝えた。

若狭氏は「少なくとも被害者の方が特定されてくれば、犯人像っていうのは浮かび上がってくると思う」と指摘し「浮かび上がった上で2点が多分ポイントになると思う」と話した。「火をつけて、焼いたっていうのが証拠隠滅なのか、あるいは強い恨みなのか。そこが1つ大きなポイントです」とし「もう1つの着眼点として必要なのは、火をつけてその時は生きていたのか。被害者の人が。すでに亡くなってここに持ってこられて火をつけたのか。亡くなった時期が非常に重要なポイントになる」と述べた。

その上で「生きたまま火をつけて殺してしまったというと、情状的には本当に死刑っていうような話になってくる。極めて悪質。亡くなってから火をつけるのも悪質ですけれど、若干、その、性格性質的に違いがある。亡くなった時期がいつなのか。死体解剖、司法解剖がなされると思うので、火をつけられたことと死亡の時期がいつなのかっていうことがわかってくると思う」と解説した。