疑惑告発文書問題を巡り兵庫県議会で不信任決議を受けた斎藤元彦兵庫県知事(46)が26日、県庁で会見し、30日付で自動失職した上で、今後の出直し選挙に出馬する意向を表明した。 不信任に対抗する形で史上初の議会解散の可能性も取り沙汰されたが、当初から選択肢外だったとした。失職後50日以内に知事選が行われる。

最終決断を後押ししたのは1通の手紙だったことを、目をうるませながら説明した。

最終決断したのは前日25日朝だったことを明かした。登庁後、ぶらさがり取材の後、1人の高校生から手紙をもらったという。

「お叱りの手紙かなと思った」と知事室に入り、手紙を読んだ。

「辞めないでほしい。知事がやっていることは高校生にも響いている。マスコミ、世間の目は厳しいかもしれないが、負けないでほしい。未来のために頑張ってほしい」

高校生からの手紙に「グッときた」と涙をこらえたという。「こんな自分でも応援してくれる人がいるんだ。選挙はたいへんだけど、頑張ってみようと思った」。目に涙をいっぱいため、下を向いた。【松浦隆司】