藤井聡太王将(竜王、名人、王位、王座、棋王、棋聖=22)に永瀬拓矢九段(32)が挑戦する将棋の第74期王将戦7番勝負第4局が15、16の両日、大阪府高槻市「摂津峡花の里温泉 山水館」で行われ、後手の永瀬が藤井を下した。
藤井は勝てば、王将4連覇を達成し、通算タイトル獲得数は27期となり、歴代5位の谷川浩司17世名人(62)と並んだが、足踏みした。
戦型は角換わり腰掛け銀。44手目、研究の鬼と呼ばれる永瀬が前例のない玉寄りを見せ、渾身(こんしん)の研究手をぶつけた。藤井は惜しみなく時間を使い、受けて立った。難解な終盤、永瀬の粘りに逆転負けした。
ここまで2日制のタイトル戦の先手番で藤井は34勝1敗(1千日手)。21年王位戦第3局から先手番では32連勝中だったが、軍曹の異名を持つ永瀬に先手番をブレイクされた。
昨年は、竜王戦を4連覇し、7冠を保って24年を終えた。王将戦は25年初のタイトル戦となる。22日には金沢で挑戦者に増田康宏八段を迎える棋王戦5番勝負第2局に臨む。伊藤匠叡王への挑戦権を争う本戦トーナメントではベスト4に進出。全8冠制覇への再チャレンジが始まっている。

