囲碁の上野愛咲美女流立葵杯(23)と上野梨紗女流棋聖(18)の姉妹が27日、東京・品川の品川プリンスホテルで行われた「2024年度N/S高生 卒業生 囲碁タイトル獲得&プロ合格祝賀会」に参加した。

N高卒業生の姉は、昨年11~12月に開催された国際棋戦「第7回呉清源杯」で日本勢として初めて世界一に輝いた。3年在学中の妹は今年1月に行われた女流タイトル戦の第28期ドコモ杯女流棋聖戦3番勝負で挑戦者の向井千瑛六段(37)に連勝し、初防衛を果たした。姉妹同時での戴冠は、実に37年ぶりの快挙でもある。

上野愛は、「世界一は奇跡。N高でできた友人と新宿でパンケーキを食べたりしたのはいい思い出です。学校と両立させながら、囲碁に集中できた。これからも結果を残して胸を張っていけるよう頑張っていきたい」と話した。上野梨も、「今回防衛できたのは、好きな時間に勉強できるN高のおかげです。コミュニケーション力もついたし、社会勉強もできたのは大きい」と語った。

N高は私立の通信制高校で、角川ドワンゴ学園が設置して2016年(平28)に開校した。インターネットを通じて授業が行われる新たな教育の形を打ち出している。囲碁棋士の卒業生や在校生が多いほか、フィギュアスケートの紀平梨花も卒業生。