藤井聡太棋王(竜王・名人・王位・王座・王将・棋聖=22)がタイトル戦初登場の増田康宏八段(27)に連勝して迎えた、将棋の第50期棋王戦コナミグループ杯5番勝負第3局が2日、新潟市「新潟グランドホテル」で行われた。午前9時から始まった対局は、午後4時1分、同一局面が4回出る千日手が成立。先手後手を入れ替えた指し直し局を制し、3連勝で3連覇を達成した。同時に区切りのタイトル戦通算100勝としたほか、獲得通算27期となり、谷川浩司17世名人と並んで将棋界5位タイとなった。終局後、藤井は記者会見に応じた。

通算獲得記録の話になると、藤井が笑顔を見せた。「私にとってあこがれの人。記録の上で並ぶことができたのは光栄なこと」と、喜びをかみしめた。

一昨年6月には20歳10カ月の史上最年少名人となった。谷川が1983年(昭58)に達成した21歳2カ月の記録を、40年ぶりに更新した。来週の8、9日に埼玉県深谷市で開催される王将戦7番勝負第5局で永瀬拓矢九段を下せば、通算28期となり、谷川を上回る。さらに、来年度タイトル防衛を重ねれば、獲得通算31期で4位の渡辺明九段の記録も抜く。

【動画】増田康宏八段が投了 藤井聡太棋王が3連勝で棋王戦3連覇