自民党の片山さつき参院決算委員長は23日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜午前7時30分)に出演し、新人議員に対する商品券配布問題で窮地に追い込まれている石破茂首相について「今、これをやっちゃいけなかった」と苦言を呈した。
その上で「これからは未来永劫(えいごう)、こういうことはやめよう宣言を、総理として総裁としてなさるという類いの話だと思う」と訴えた。
自民党が圧勝した2005年の郵政選挙で「小泉チルドレン」の1人として初当選した片山氏は、かつて自身も商品券配布の対応を受けたか問われ「あの小泉チルドレンといういまだかつてない状況で、新人になって日を置かずに政務官にもなった。そういう状況では、なかったかなと思う。記憶にはありませんが」と述べた。
その上で「問題は、年度末に入る3月に起きた事件。与党にとっていちばん重要なのは予算を1日の空白もなく通してお届けすること。そういう状況の中で起きたということは、まず第一に総理総裁以下、我々は一丸となって、ご迷惑をおかけしないということの中で、一刻も早く、どういう状況にしても謝って。(国民の)受け止めがいいはずがないわけですよ」と指摘。「今、あらゆる局面で『ご苦労さま』で10万円を配れる状況にはないし、配ろうという企業カルチャーもない。かつてどうだった、ではなく、いまこれをやっちゃいけなかったわけで」と苦言を呈し「これからはやめよう宣言を、総理として総裁としてなさるという類いの話」と述べた。
こうした若手議員への金権の配布が歴代自民党政権ので「伝統」かと問われると「この類いのことが『伝統』という美しい言葉で言っていいのか? 違うでしょう。あしき慣行なんでしょう」と述べた上で、2012年衆院選で初当選した自民党の大岡敏孝衆院議員が21日、当時の第2次安倍政権時代に「商品券的なもの」を受け取ったと証言したことを念頭に「大岡さんは『前からやってることをやっている』と、かばいたいのでしょうが、石破さんは今わが党のトップで総理。過去の責任をいま、負うんですよ。おっしゃった意図がかばう意図なら、それは違うと思う」と、疑問を呈した。
さらに「それ(慣習)があろうがなかろうが、存在したかしなかったかも含め、現総裁が謝って、これから絶対こういうことは起きないし皆で話し合い、何が政治的利用、何が政治的利用ではないかを話し合うことをしないといけない。それがいまからできるベストではないか」と述べた。

