政治ジャーナリストの田崎史郎氏は23日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、22日に投開票された東京都議選で過去最低の議席数しか獲得出来ず歴史的大敗を喫した自民党についてコメントした。

番組では恒例のパネルコーナーで、7月の参院選の前哨戦と位置づけられる都議選の結果について、専門家の見解をまじえながら分析。今回の都議選で自民党は、過去最低だった2017年の23議席を下回る21議席と歴史的大敗を喫して第1党の座を失った。小池百合子都知事が特別顧問を務め、今回31人が当選した都民ファーストの会が、17年都議選以来の都議会第1党に復活した。

田崎氏は結果について「都民ファーストの会(の支持)が伸びたのは、自民党調査によると、5月20日に(小池百合子知事が)水道基本料金の4カ月無償化を発表してから。それから伸びが増えたといい、その影響が大きかったと思います」と指摘。物価高対策の一環で、都内すべての一般家庭を対象に、今夏の水道基本料金を4カ月分無償とする方針を小池氏が発表したことが、都民ファに好影響を及ぼしたのではないかとの見方を示した。

その上で「都民ファーストの会は、参院選に候補者を立てていない。その票が参院選ではどこに行くか。政界の見立てではまず国民民主党。元々は小池さんの『希望の党』から流れてきているので。そして新興勢力、自民に一部戻るかなという感じではないか」と、今回第1党となった都民ファ票の参院選での行方についても見立てを語った。

田崎氏はまた「この選挙の結果、分かったことは、自民党は弱いということ」と、自民党の置かれた厳しい現状にも言及。「野党が結束すれば、(自民に)勝てる環境にあると気付いたと思う。(参院選公示の)7月3日までに、どれくらい(野党)候補者の一本化ができるかが、これからの焦点」とも指摘した。