藤井聡太竜王(名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖=23)への挑戦権を争う、将棋の第38期竜王戦挑戦者決定戦3番勝負第2局、佐々木勇気八段(30)対石田直裕六段(36)戦が7日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われた。午前10時から始まった対局は、先手の佐々木が勝って、連勝。2年連続2回目の挑戦権を獲得した。

終局後、佐々木は会見に応じた。「勝ち上がれると思わなかった。びっくりしているんですけど」。連続挑戦に驚いた様子だった。

9日には静岡市で行われる公開対局の将棋日本シリーズJTプロ公式戦(JT杯)2回戦で、藤井と対戦する。前哨戦だ。対策については、「明後日戦ってみて、考えてみたいと思います」とした。

前期はタイトル戦初登場で2勝4敗。今年1月に都内のホテルで行われた竜王就位式の席上で、第7局の対局会場だった「常磐ホテル」(甲府市)の関係者から「待っていました」と声をかけられた。今年も最終第7局(12月17、18日)は同じ場所で組まれている。「行けたらいいですけど、かなり厳しいと思います」。

藤井の戦いぶりは名人戦でも観察していた。現在行われている王位戦、9月から始まる王座戦と参考にできる。今年に入って藤井は後手番で角道を開けて雁木(がんぎ)や矢倉を採用するなど、従来の角換わりや相掛かりから先方に幅を広げている。「それ用の対策も考えないと行けない。9月までに何とか仕上げたいと思います」。