7月の参院選で落選した自民党の杉田水脈元衆院議員(58)が12日までにX(旧ツイッター)を更新。戦後80年見解を首相在任中に発表する調整に入ったとの報道を引用した上で「安倍晋三元総理の70年談話に足りないものはありません。上書きは許されない」などとポストした。

戦後80年のメッセージをめぐっては、石破氏が首相就任時から強い意欲を示してきたが、自民党内の保守派は、2015年の安倍晋三元首相の「あの戦争には何ら関わりのない私たちの子や孫、その先の世代の子どもたちに謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」との主張に上書きする新たな談話は必要ないなどと反発。石破氏は結局、閣議決定を経た「談話」の形でのメッセージは諦めていた。

ただ、戦後80年の8月15日の全国戦没者追悼式の式辞で石破氏は「あの戦争の反省と教訓を、今改めて深く胸に刻まねばならない」と、2013年の安倍元首相以来、式辞から消えていた「反省」の表現を復活。戦後80年の首相としての発信にかける強い思いをのぞかせている。

杉田氏はXで「総裁を辞してなお、首相としての見解発表にこだわる…。ここまで執念を燃やして、発表したい内容とは?『二度と戦争を行わない』は、当たり前の観点。安倍晋三元総理の70年談話に足りないものはありません。上書きは許されない」とポストした。

このポストに対し、「70年談話でもう十分です!」「おっしゃる通り」などの声や「これ出さしたら誰が総裁になっても自民党は支持出来ない」など、同調する声が多数寄せられた。一方で「石破首相の80年談話には期待する人多い ヤジは許されない」「当たり前の観点を蔑ろにする人間が多いから、新しい談話が要るんだよ」「その当たり前の『二度と戦争を行わない』という認識が風前の灯になってるから釘をさしておこうということでしょ」と反論の声も上がった。