藤井聡太竜王(23)が5連覇と「永世竜王」獲得に好発進した。4日、都内で行われた将棋の第38期竜王戦7番勝負第1局で、昨年に続いて挑戦者となった佐々木勇気八段(31)に快勝した。3日午前9時からの2日制で始まった対局は後手佐々木からの誘導で横歩取りと、予想外の戦型になった。同日夕方の封じ手にも佐々木が67分費やす予想外の展開。再開時の指し手から予想外の攻め合いへと進んだが、主導権を奪って押し切った。

今シリーズ、藤井は「対応力」を課題に挙げた。開幕局からいきなり試された。「構想力が問われる展開」と称したが、駒得を生かし、しっかり白星をつかんだ。将棋界で年明けから王将、名人、王位、竜王と順にある2日制7番勝負のタイトル戦開幕局は、23年1月王将戦から12連勝でもある。「次は後手番ですし、よりしっかり準備していきたいと思います」。第2局(16、17日、福井県あわら市)に向けて余念はない。