自民党の高市早苗総裁は9日夜、テレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜午後9時54分)に、中継で生出演。総裁選で決選投票になった場合、麻生太郎副総裁(85)が麻生派所属議員らに自身への投票を指示したとされることについて「誤解されている。麻生元総理は『高市に投票しろ』とは1回もおっしゃっていない」と主張した。
麻生首相との関係に触れる中で語ったが、麻生氏の指示や麻生派の投票行動について、詳細に語る異例のひと幕もあった。
高市氏は「誤解されているのは、麻生元総理は派閥の中で『高市に投票しろ』とは1回もおっしゃっていない。1回目の投票は、別の2候補の名前を挙げておっしゃったそうです」と述べた上で、「2度目の投票(決選投票)については『党員票のいちばん多かった人に投票しろ』と。『高市に投票しろ』との言葉は言っていない」と訴えた。
番組の大越健介キャスターから「(麻生氏は、多くの党員票獲得が見込まれた)高市さんを想定していたのでは?」と問われると「ううん。いや、私も想定できなかったですもの」と否定。その上で「総裁選でだれがだれを応援したというのは、私にとって、はっきり言ってどうだっていいことで、今は、党全体ででどうやって動かしていくかということです」と述べた。
高市総裁誕生の大きな原動力となった麻生派からは、麻生氏の義弟に当たる鈴木俊一幹事長、有村治子総務会長の2人が起用され、「麻生派頼み」と批判が出ている。ただ、高市氏は「有村さんもたまたま麻生派ですが、どれだけの力があるかこれまで、よおく見てきた。彼女はどちらかというと、一本釣りです」と主張。茂木敏充元幹事長側近の鈴木貴子衆院議員の広報本部長起用についても、「私の陣営ではなかったですが、彼女の発信力に非常に期待した」と説明した。

