元テレビ朝日社員の玉川徹氏は25日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。台湾有事をめぐる高市早苗首相の国会答弁に中国が反発し、外交問題に発展していることをめぐり「人が関わってこういうことが起きているので、人災でしょう」と、高市首相の答弁を念頭に置いてか、厳しく指摘した。

番組では、中国からのインバウンド客が各地で減少しており、宿泊施設に影響が出ていることや、中国が自国民に日本への渡航自粛を呼び掛ける中でも、来日している中国人観光客がいることに触れ、そのインタビューなどを伝えた。

玉川氏は「この問題は長期化するんじゃないかという見込みが出ている。そうなると短期的にはキャンセル料ということだが、キャンセル量が発生しないような先の影響まで出てくるとなると、少なくとも観光業の影響はなくなる見込みは立っていない。そもそも日本に来ないという状況になっている」と指摘した。

さらに「観光業だけでなく、経済の関係は友好関係の中で成り立っている。それがないという前提になれば、いろんな形で影響が出てくるし、中国政府も今後ピンポイントでいろんなことをやってくる可能性がこれからある」との私見も示した。

その上で「そうなってくると、一体、何でこうなってんだ?って話になってくると思う。これはそもそも天災でも、自然災害じゃない。人が関わってこういうことが起こってるんで、人災でしょうと」と、今月7日の衆院予算委員会での高市首相の答弁を念頭に言及。「じゃあ、その影響、責任はどうなってくるんだっていうふうな話が今後出てくるんじゃないですか」とも指摘した。

MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一が「まずは目に見えて観光業ですが、その先、観光業以外の影響が当然出てくる」と指摘すると、玉川氏は「よくいわれているのがレアアースの問題ですが、尖閣の問題の(時の)ように一気に全部止める以外にも、やりようはある。ピンポイントで、ここの分野にはレアアースを出しませんみたいなこともあり得るので。それも影響が大きいところを狙って」と述べ、「これはまだまだ、尾を引くと思いますね」と、日中関係の悪化は長期化するとの見通しを示した。