将棋界の新旧レジェンド棋士、藤井聡太6冠(竜王・名人・王位・棋聖・棋王・王将=23)と羽生善治九段(55)が、29日放送のNHK-Eテレの「ETV特集 藤井聡太と羽生善治 対談 一手先の世界へ」(土曜午後11時)に出演した。
「将棋哲学」「棋士とAIとの関係」「勝負の先にあるもの」などをテーマに、対談は3時間近くにも及んだという。
藤井によると、「こういう形で羽生九段とお話をするというのは本当になくて」という。羽生も、「イベントとかで一緒になることはあるんですけど、藤井さんの周りにいろんな人がすぐ来る(笑い)。なかなかゆっくり話ができない当問題がありまして」と応じると、2人して苦笑いした。
藤井はプロデビューして間もない2017年(平29)4月、非公式戦で初めて羽生と対戦して勝った。まだ、ういういしい学生服姿だった。
「当時は四段(プロ)になった直後で、棋士としてどのぐらいやっていけるだろうという不安も大きくあったんですけど、羽生九段との対局を通して成長の機会を得たとともに、自分自身の自信にもつながったのかなと思います」と語った。
デビューからいきなり29連勝して、将棋界の連勝新記録も達成した。「今、振り返ってみると、なんであんなに連勝することができたのか不思議という感じがあるんですけど。当時は怖いもの知らずというか、そういう気持ちもあって、対局の時に盤に入り込んで集中して指すことができていたのかなと感じます」と話していた。

