国民民主党の玉木雄一郎代表が15日、自身の10(旧ツイッター)を更新。玉木氏が衆議院の憲法審査会に復帰する意向を表明したことについて警戒感を示した、れいわ新選組の大石晃子共同代表に対して反論し、建設的な議論を求めた。

衆院選大阪5区で落選した大石氏は、玉木氏が「私が憲法審査会に復帰する方向で調整しています」などと記したポストを引用。「来たよ。衆議院憲法審査会に玉木氏が復帰するんだって」と切り出すと「憲法を変えて緊急事態条項を創設し、内閣が独裁して戦争をできる道に、日本がまた進むよ。批判の無い静ひつな国会の中で」と懸念を示しながら「でも、それでもみんなで止めようね」とつづった。

玉木氏は、大石氏の投稿に対し「大石さん、もうこういう決めつけの議論やめませんか」と呼びかけると「我が党案は、『内閣が独裁する』とは逆で、大規模災害時などの緊急事態においても国会機能の維持を図るものです。条文を読まずに批判されるのは生産的ではないので、ぜひ建設的な議論をしていきましょう」と理解を求めた。

玉木氏の憲法審査会復帰は、榛葉賀津也幹事長が15日、NHK「日曜討論」(日曜午前9時)出演した際にサプライズで公表。榛葉氏は「当然、3分の2があるので衆議院で(憲法改正に向けた)発議ができるし、あとは参議院でどうするかということ。いつも憲法審査会は選挙が終わるたびにリセットして、各党の意見表明の場になっている。確実に審議を加速して、進化させる手続きに入るべきだ」などと意見を述べた上で、「国民民主党は玉木代表が憲法審査会に入りますので、積極的に憲法の議論はリードしていきたい」と、明らかにした。

特別国会召集前で、各委員会の所属メンバーは公に発表されていない中での発言だったが、玉木氏は榛葉氏の発言から約2時間半後のこの日昼前に、更新したXで「榛葉幹事長がNHK日曜討論でバラしてしまいましたが、私が憲法審査会に復帰する方向で調整しています。高市政権の大きなテーマの一つは憲法改正になると思うからです」と記し、事実関係を認めた。

玉木氏は、「大切なことは、とにかく憲法改正したい与党と、一字たりとも憲法改正は許さない護憲野党とがポジショントークを続ける従来の憲法論議ではなく、時代の変化に対応した真に必要性のある憲法改正について、与野党間で丁寧な合意形成を実現することです」として、これまでの国民民主の改憲議論での取り組みを記しながら、「選挙が終わるたびに憲法審査会のメンバーが一新され、また、『振り出しに戻る』かのごとく、各々が言いたいことを言って時間が流れていく『言いっ放し大会』にならないような工夫が必要です」とつづった。

さらに「いずれにしても、議論を拡散する方向ではなく、収斂させていく方向で議論を前に進めていきたいと思います。国民民主党として、建設的な憲法論議をリードして参ります」と決意をつづっていた。