英王室のチャールズ国王の弟アンドルー元王子が、66歳の誕生日を迎えた19日朝、性的人身売買の罪で起訴されて勾留中に自殺した米富豪ジェフリー・エプスタイン元被告を巡り、公職における不正行為の疑いで逮捕された。英BBCが第一報を報じた後、複数の欧米メディアも伝えている。

近代史において、英王室の高位ロイヤルメンバーとして初の逮捕者となった。エプスタイン元被告に関連する不正行為について、一貫して否定していた。逮捕理由は不明だが、同被告に機密情報を漏えいした疑いなどで捜査を受けていた。バッキンガム宮殿は9日に声明を発表し、警察の捜査に協力すると述べていた。

米ピープル誌によると、警官隊がアンドルー元王子が滞在していたノーフォーク州サンドリンガムにある国王の私邸に到着して逮捕したという。王子の称号を剥奪されたアンドルー氏は、ウィンザー城内の邸宅ロイヤルロッジからの退去を命じられ、今月からサンドリンガムに仮住まいしていた。警察はノーフォーク州のほか、それ以前に居住していたバークシャー州の関係先を捜索しているという。

警察当局は容疑者の氏名は公表していないが、「警察の留置下に置かれている」と発表しており、警察車両数台と私服の警察官数人がサンドリンガムに入っていったとも伝えられている。

アンドルー元王子は昨年11月、エプスタイン元被告から紹介された17歳の少女への性的虐待疑惑を巡って王子の称号を剥奪された。(千歳香奈子)