こんにちは。今週のコラムは、地方競馬についてお話をしたいと思います。先週の12日水曜日に大井競馬場でジャパンダートダービーが行われました。毎年、中央馬と地方馬が相まみえる3歳ダート馬の頂上決戦として有名ですが、今年は地元大井から怪物級の強さと言われているミックファイアが、中央勢を退けて見事勝利を収めました。中央勢の厳しいマークとよどみないペースの中、ここまでの強さを示せたことは、南関東クラシック無敗の3冠馬に相応しいインパクトのあるレースでした。01年にトーシンブリザードが南関東無敗の3冠(続くJDDを勝ち4冠)を達成して以来の偉業で、このまま順調に行って、秋に中央勢の古馬たちとどのような戦いを見せてくれるか楽しみです。今後のレースでは、キックバックなどを受けた時にどう対応出来るのかが鍵になりそうです。彼のどのレースを見ても圧倒的に能力が抜けているので、もまれた経験が少ないと感じます。もし精神面の成長などでそれらをも克服出来た時には、海外での大仕事も夢ではなくなると思います。鞍上の御神本騎手は、日本の中でもトップクラスの技術を持っており、海外で騎乗した場合は、素晴らしい騎乗フォームで海外のホースマンを驚かしてくれると思います。

ミックファイアでジャパンダートダービーを制しガッツポーズする御神本騎手(2023年7月12日撮影)
ミックファイアでジャパンダートダービーを制しガッツポーズする御神本騎手(2023年7月12日撮影)

また地方の騎手といえば、先週の16日日曜日に福島競馬場へスポット参戦した吉村智洋騎手についてもお話ししたいと思います。JRA所属の岩田康騎手がかつてそうだったように、吉村騎手も園田を主戦にされています。高い騎乗技術はいつ見ても素晴らしいと感じますが、特に今回の福島競馬場での騎乗ぶりには驚きを感じるほどでした。他にも地方騎手の中では、吉原騎手や岡部騎手、森騎手など、外国人騎手にも負けない騎乗技術を持っているジョッキーがたくさんいると感じます。中央競馬に外国人騎手が数多く集まる秋競馬などで、彼らも一緒に騎乗する機会があればと思ってしまいます。

福島1R、オーキッドロマンスで2歳未勝利戦を制してJRA初勝利を挙げた吉村騎手(2023年7月16日撮影)
福島1R、オーキッドロマンスで2歳未勝利戦を制してJRA初勝利を挙げた吉村騎手(2023年7月16日撮影)

最後に、私は今週から香港のホー騎手をサポートさせていただきます。ファンの皆さま、ぜひ応援をお願いします。

(レースホースコーディネーター)