<1>ブトンドール(池添学)

坂路で4ハロン53秒7-11秒5。しまいの好時計が示す通り、切れ味は抜群でスピード感も十分。体調の良さを感じさせた。ファンタジーS2着から1ハロンの距離延長になるが、この動きなら能力発揮は間違いない。

坂路で追い切るブトンドール
坂路で追い切るブトンドール

<2>ドゥーラ(高橋康)

坂路で4ハロン55秒3-12秒1と時計は目立たなかったが、高橋康師が「何も言うことがないです。お願いしていた通りの時計で順調」と話すように、予定通りの最終リハだった。動きそのものは力強く、体も増えてパワフルさが増した印象。札幌2歳S1着以来3カ月ぶりだが、不安はなさそうだ。


斉藤新騎手を背に坂路で追い切るドゥーラ
斉藤新騎手を背に坂路で追い切るドゥーラ

<3>リバティアイランド(中内田)

Cウッドで併せ馬。6ハロン82秒0-11秒5と全体、しまいともに攻めた印象を受けた。走りが伸びやかで、状態は相当に良さそう。アルテミスS2着からの反撃がありそうだ。


Cウッドをアラジンバローズ(奥)と併せ馬で追い切るリバティアイランド(撮影・白石智彦)
Cウッドをアラジンバローズ(奥)と併せ馬で追い切るリバティアイランド(撮影・白石智彦)

◆奥田隼人(おくだ・はやと)1994年(平6)、三重県尾鷲市生まれ。父の影響で、幼少期から競馬に親しむ。少年野球の帰りに、ユニホーム姿のままコンビニで日刊スポーツを買うのが日課だった。中学時代には騎手を夢見るも、断念して競馬記者を志望。何とかなる精神で現在に至る。穴党なのに好きな馬はディープインパクト。馬券スタイルは回収率重視の穴馬狙い。メインは3連単軸1頭マルチ。