<1>14年・単勝2万7210円

14年のフェブラリーSを制したコパノリッキー(右)
14年のフェブラリーSを制したコパノリッキー(右)

16頭立ての最低人気だったコパノリッキーが2番手から抜け出して勝利した。前年の秋はオープン特別で10着、9着だったが、初のG1舞台で激走。鞍上の田辺裕信騎手、馬主のDr・コパこと小林祥晃オーナーにとってもうれしいJRA・G1初制覇となった。

単勝2万7210円はJRA・G1でも史上2位の高額配当。2着は2番人気ホッコータルマエ、3着は1番人気ベルシャザールで馬連は8万4380円、3連単は94万9120円だった。

ちなみに、コパノリッキーは翌15年も連覇。鞍上は武豊騎手で1番人気、単勝配当は210円と前年の100分の1だった。


<2>20年・3連複9万5310円

フェブラリーSを制したモズアスコット(2020年2月23日撮影)
フェブラリーSを制したモズアスコット(2020年2月23日撮影)

1番人気のモズアスコットが2馬身半差で快勝。単勝2・8倍の支持に応え、芝・ダート両方でJRA・G1制覇を成し遂げた。

波乱を呼んだのは2着ケイティブレイブ。最低16番人気で中団から飛んできた。もともと帝王賞などJpn1・3勝の実力馬だが、近走成績がひと息で人気を落としていた。

3着には3番人気のサンライズノヴァが入り、3連複9万5310円はフェブラリーSの式別最高配当。3連単も1番人気が勝ちながら46万4920円の高配当だった。


<3>12年・3連単14万1910円

フェブラリーSを制したテスタマッタ(2012年2月19日撮影)
フェブラリーSを制したテスタマッタ(2012年2月19日撮影)

岩田康騎手騎乗の7番人気テスタマッタが、4角13番手から豪快な末脚を披露し、2馬身差で勝利。09年ジャパンダートダービー以来のG1・2勝目を飾った。

2着の4番人気シルクフォーチュンは4角15番手から、3着の2番人気ワンダーアキュートは同8番手からと、差し馬が上位を独占。好位で運んだ1番人気トランセンドは7着に敗れた。

テスタマッタの単勝は2430円。3連単は14万1910円の好配当だった。