<1>単勝1万1450円

2005年2月19日京都1R3歳未勝利(ダート1800メートル)=1着ファンドリサークル

デビュー3戦目のファンドリサークルに初騎乗。新馬戦から11着、9着と大敗続きだったため10番人気の低評価だったが、好スタートからハナに立つと、不良馬場も味方に2馬身差で逃げ切った。

単勝配当は1万1450円。JRA通算2636勝を挙げた福永騎手にとって、唯一となる単勝万馬券での勝利だった。

ちなみに、2着に9番人気、3着に5番人気が入り、馬連16万7550円、馬単50万780円、3連複92万9260円と他の式別もびっくり配当だった。


<2>3連単1098万2020円

2008年10月19日京都11R秋華賞(G1、芝2000メートル)=2着ムードインディゴ

08年秋華賞で2着のムードインディゴと福永祐一騎手(奥)。手前は勝ったブラックエンブレム
08年秋華賞で2着のムードインディゴと福永祐一騎手(奥)。手前は勝ったブラックエンブレム

勝利ではないが、福永騎手が絡んだ馬券で最高の配当となったのが08年秋華賞。3連単の配当は1000万円を超えた。

騎乗したムードインディゴは8番人気。中団の後方を追走し、上がり2位タイの脚で勝ち馬に半馬身差の2着まで差し込んだ。

1着ブラックエンブレムは11番人気。3着には16番人気プロヴィナージュが入り、驚きの配当となった。


<3>3連単244万6260円

2011年4月2日阪神12R中山牝馬S(G3、芝1800メートル)=1着レディアルバローザ

11年中山牝馬Sを制したレディアルバローザと福永騎手
11年中山牝馬Sを制したレディアルバローザと福永騎手

重賞制覇で好配当を呼んだのは、レディアルバローザとのコンビ。この年は格上挑戦で10番人気の伏兵扱いだったが、18頭立ての10番手追走から直線で差し切り、同馬に重賞初タイトルをプレゼントした。

2着に14番人気フミノイマージン、3着には13番人気のコスモネモシンが入り、3連単は244万6260円の高配当だった。

ちなみに、この年の中山牝馬Sは東日本大震災の直後だったため、阪神12Rで実施された。福永騎手は直前の阪神11R日経賞も1番人気トゥザグローリーで勝利し、1日でJRA重賞2勝の大活躍だった。

なお、レディアルバローザとのコンビでは、翌12年の中山牝馬Sも8番人気で勝利。このときも3連単は62万6350円の高配当だった。