☆タッチウッド(日曜中山11R・皐月賞13着)

スタートはゆっくり出たが、それでも掛かってしまった。重馬場にもかかわらず、2ハロン目から10秒9-11秒9-11秒6-11秒8(前半1000メートルは58秒5)の高速ラップを、外を回って2番手まで押し上げては止まってしまう。この気性がネックだが、直線いったん先頭に立つあたりがポテンシャルの高さ。今後はどの路線を歩むのか。いずれにしても折り合いが一番の課題になる。スムーズな競馬さえできればG1でも勝負できる馬だ。


☆カレンルシェルブル(日曜福島11R・福島民報杯1着)

前半は中団で折り合いをつけ、3コーナーから外を回って進出。行き脚がついてからの加速が、ほかの馬とは違った。直線は馬場の外めへ出して2着エリオトローピオに1馬身4分の1差。完勝といっていい。脚質的に小回りの福島向きではないが、早めに仕掛けて押し切った内容に成長がうかがえた。オープンの流れにも慣れてきたし、確実に力をつけている。本来は東京のように広くて直線の長いコース向き。条件が合えば重賞でも通用する。


☆ドクタードリトル(土曜阪神11R・アーリントンC6着)

スタートは五分に出たが進んで行かなかった。道中は後ろから2番手。4コーナーでも17番手と先頭から離されたが、直線は内→外へ進路を切り替えてよく伸びた。最後も混戦の首位争いに加わったが、勝ったオオバンブルマイには0秒2差届かず。それでも上がりはメンバー最速の34秒1。初めてマイル戦を使ったが中距離よりも切れる印象で、これくらいの方が良さそう。道悪(重)の走りも悪くないが、良馬場の方がより決め手は生きる。