11日に名古屋で行われた日刊スポーツ杯東海桜花賞は川崎勢のワンツー決着。ルーチェドーロ(牡5、池田)を勝利に導いた川崎の桜井騎手の初重賞制覇も感動的だったが、地元の岡部騎手が騎乗したベストマッチョ(せん10、佐々木仁)は逃げて3/4馬身差の2着。前走の兵庫ウインターC6着から巻き返した。南関東では10歳以上は前年に入着歴のあるA1馬だけが在籍可能。今年2戦目で来年も在籍できる権利を獲得した。

10歳以上といえば船橋には南関東の現役最年長馬が在籍している。「権利以上を狙っていきます」と話すのはリッカルド(せん12、佐藤裕)の佐藤裕師。白さを増してもまだ若々しい芦毛は今日13日、メインの柏の葉オープンで今年2戦目を迎える。前走の京成盃グランドマイラーズは5カ月ぶりの休み明け。しんがりの8着に終わったが、重賞をひとたたきされてのオープン特別。師も「1回使ってよくなっています」というからには入着の5着以上があっても驚かない。11歳の昨年は準重賞のフリオーソレジェンドCを7馬身差で圧勝。あれだけ走れたからには、今年もどこかで勝てそうな気がしてならないのだが…。【牛山基康】