明日5日はヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド大井。地方の騎手は所属場でのトライアルラウンド騎乗が大きなアドバンテージだが、今年の大井は所属の出場騎手が多く、7人のうち2人は騎乗予定がない。仲原大生騎手(23=米田)もその1人だ。

所属場の騎乗はキャリアの浅い騎手が優先された。シリーズ出場は今年が最後の仲原騎手は今回の出場騎手で最もキャリアが長く、唯一の18年デビュー。同期は昨年までにシリーズを卒業したが、地方競馬教養センターの騎手課程修了直前に落馬で脳挫傷を負った仲原騎手は本来なら4月の免許交付が12月となり、今年までの出場となった。

先週のトライアルラウンド浦和では第1戦に騎乗。2着確保に「チャンスありますよね? よっしゃ、気合入ってきた」。ここまで盛岡2鞍、浦和1鞍の騎乗で31ポイント。現時点で地方競馬所属騎手の東日本地区7位だが、1位との差は11ポイント。26日の船橋2鞍でファイナルラウンド進出を決めたいと意気込んだ。【牛山基康】

8月29日の浦和7R、最後の直線で勝ち馬を追う2着のスリーエクセレントと仲原大生騎手(中央)
8月29日の浦和7R、最後の直線で勝ち馬を追う2着のスリーエクセレントと仲原大生騎手(中央)