福袋のなかに詰められているのは馬主気分!? 今回の「ケイバラプソディー ~楽しい競馬~」は東京・奥岡幹浩記者が、26年新春に限定販売される福袋に迫った。大手百貨店の高島屋が用意するのは「“一口馬主気分”が味わえる福袋」。果たしてどんな中身になっているのか。企画意図や反響を取材した。
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創業195周年を迎える老舗百貨店が、かつてない福袋を午(うま)年の新春に売り出す。「干支(えと)にちなんだ超レアな体験型」と高島屋が銘打つのは「一口馬主気分が味わえる福袋」。デビューを控えた2~3歳馬から“推し馬”を2頭選び、1年を通して馬主さながらの特別体験を楽しめる。福袋の中身として▽北海道の牧場見学ペアツアー▽馬主席招待▽馬主限定イベント(牧場での調教見学などを予定)▽“推し馬”の馬名入り非売品アイテム-が用意される。来年の西暦にちなんで2万260円(税込み)の値がつけられた。
公式サイトには「本企画は“一口馬主気分”を味わっていただくためのものであり、一口馬主の権利そのものを販売するものではございません」と注釈がつく。提供されるのは「新感覚の推し活」であり、あくまでオーナー気分。馬が賞金を獲得しても配当は得られない。
せっかくなら、クラブ募集馬一口分の出資権が福袋に入っていれば…と思うかもしれないが、そうならなかったのは理由がある。高島屋は「法的には、一口馬主の権利は金融商品となります。免許がないと取り扱えません」と説明。そのうえで「アイデアを出し合い、プライスレスな体験を用意させていただきました」。テレビドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』によって馬主への関心が高まる中で、この福袋への反響は大きい。「ドラマの影響もあるのではと感じます。発表後、非常に多くのお問い合わせをいただいています」と明かす。
企画に全面協力しているのが広尾サラブレッド倶楽部だ。同社の米山尚輝代表は「声をかけてもらったとき、とても面白いと思いました。今回の福袋を通じて少しでも競馬の裾野が広がれば」と力を込める。
専門情報サイト「福袋カレンダー」を運営する福袋研究家の米倉勝巳さんは、「午(うま)年にちなんだ体験型の福袋といえば乗馬体験などをよく見かけますが、馬主体験はとても斬新」と絶賛する。馬主席や調教施設など特別な空間に入れることを高く評価し、「非日常体験が味わえることに夢を感じます。福袋ってそもそも、夢が詰まったものですからね」。福袋の受付は来年1月3、4日の2日間で、限定5人の抽選販売。当選するのは、金杯の馬券を的中させるより難しいかもしれない。【奥岡幹浩】(ニッカンスポーツ・コム/競馬コラム「ケイバ・ラプソディー~楽しい競馬~」)



