7番人気アイオライト(牡5、武藤)がリステッド2勝目を手にした。道中は3番手を取った。3~4コーナーの勝負どころで2番手に進出し、直線で抜け出した。2着に3/4馬身差で、勝ちタイムは1分43秒7。

控える競馬が好結果につながった。近走は先手を奪い、突かれてハイペースになって直線で止まるレースが続いた。今回は最後までしっかり走り切ることにこだわり、この日は好位追走だった。

大沼S3連覇となった菱田騎手は「ここ数戦はハイペースで止まるレースが続いていたので、それだけはしないように、馬が後半頑張ってくれるようなレースをしようと思っていました。こっちが思っている以上に最高のパフォーマンスをしてくれました」とたたえた。

武藤師は「他に逃げ馬がいたから、このタイミングで試してみたかった。とにかく最後まで走れるレースにこだわろうという打ち合わせ通り。次につながるレースだったと思う」とうなずいた。

8月7日札幌のエルムS(G3、ダート1700メートル)を目標に、状態次第で1戦挟むか直行するか決められる。待望の重賞勝ちへ収穫を得た。