特別区競馬組合は20日、大井競馬所属の矢野貴之騎手(37)が6日の川崎競馬で禁止されている通信機器の騎手控室への持ち込みにより騎乗停止10日間の処分となったことを受け、指導監督者として同騎手が所有する通信機器の通信履歴等の調査を行ったと発表した。

通信内容は騎乗依頼仲介者(エージェント)との騎乗調整に対する返信のみで、競馬の公正を損なう通信は認められなかったとしている。

また今回の重大な規律違反を重く受け止めた同騎手から8月13日まで、騎乗を自粛する旨の申し出があったと発表した。