8月21日、小倉ではサマースプリントシリーズ第4戦・北九州記念（G3、芝1200メートル）が行われる。荒れるハンデ戦として知られるレースだが、今年は強力な3歳牝馬が顔をそろえる。
■北九州記念の見どころ
中心はテイエムスパーダ（牝3、五十嵐）か。前走・CBC賞は、48キロと軽量に恵まれたとはいえ、1分5秒8という驚異的な日本レコードで逃げ切った。今回は確実にハンデが増えるが、3歳牝馬だけにそれほど背負わされることもないだろう。同じ舞台で重賞連勝も十分可能だ。
- ヨカヨカが直線での追い比べを制し、熊本産馬として初のJRA重賞制覇を飾った（2021年、小倉競馬場）
互角の人気を集めそうなのが、スプリント重賞2勝のナムラクレア（牝3、長谷川）。古馬との初対決となった前走・函館SSで2馬身半差の完勝を収めた。桜花賞でも3着と健闘したが、やはりベストは1200メートルだろう。
アネゴハダ（牝3、佐々木）は、2勝クラスを勝った後のCBC賞で見せ場たっぷりの3着。この馬もさまざまなレースを試されたが、最も適性が高いのは1200メートルか。
他にも春雷S→CBC賞と連続2着のタイセイビジョン（牡5、西村）、ハンデが鍵となるオーシャンSの勝ち馬ジャンダルム（牡7、池江）、着順こそ奮わないが内容的にはそれほど悪くない昨年の2着馬ファストフォース（牡6、西村）、同条件の佐世保Sを快勝したディヴィナシオン（牡5、森）などにも注意が必要だ。
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