今年6月のG1プリンスオブウェールズS(英国)を制したアイルランドのステートオブレスト(牡、J・オブライエン、父スタースパングルドバナー)の引退が30日、管理するジョセフ・オブライエン調教師から発表された。レーシングポスト電子版などが伝えている。昨年に続き、オーストラリア遠征を予定していたが、遠征前の検査で故障が判明したため、引退し、種牡馬入りすることになった。

同馬は昨年のサラトガダービー(米国)、コックスプレート(オーストラリア)、今年のガネー賞(フランス)を含め、4カ国でG1・4勝を挙げた。6月のロイヤルアスコット開催、プリンスオブウェールズSではシェーン・クロース騎手を背に逃げ切り、昨年の日本ダービー馬シャフリヤールを撃破。8月のジャックルマロワ賞は9頭立ての8着に敗れ、これがラストランとなった。

ジョセフ・オブライエン師は「彼は3つの異なる大陸、異なるコース、馬場コンディション、異なるレースのテンポで勝ちました。引退は残念ですが、将来、彼の産駒を調教することを楽しみにしたいです」とコメント。主戦を務めたクロース騎手は「残念です。彼は信じられない馬で、素晴らしいことを成し遂げました。引退するのは残念でしたが、無事に引退できて良かった。彼の物語に参加できてうれしく思います。アスコット(プリンスオブウェールズS)は決して忘れることができない日です」とたたえた。