新パートナーを迎え入れ、不利を受けた前走の鬱憤(うっぷん)を晴らす-。クイーンS(G3、芝1800メートル、8月2日=札幌)の追い切りが30日に行われ、函館記念2着のケリフレッドアスク(牝4、藤原)が好気配を漂わせた

新コンビの横山武騎手を背に、札幌芝コースで5ハロン65秒1-11秒6。良とはいえ、前夜に雨が降った馬場でパワフルに伸び、調教相手に1馬身先着した。

前日に続いてまたがった鞍上は、「木曜追い切りなので、あまりハードにならないようにさらっと。舌鼓(ぜっこ)と肩ムチでぴりっとはさせたけれど、反応は良かった」。スピードに乗ったときの感触を確かめた。

前走の函館記念では、勝ち馬に進路を妨害されながらも半馬身差2着。不利が響いた一方で、能力の高さをあらためて示した。今回は、その悔しさを晴らす一戦ともなる。

気分が高ぶりやすい面があることは、横山武騎手も掌握済み。「馬場入りの際など、要所要所のテンションで難しいところがあるのは昨日から感じていた。ただ、そのあたりは先出しするなどの対策が必要だけれど、走り出したら癖はない。とても乗りやすかった」とうなずく。

斤量はメンバー中最も重い57キロ。鞍上は「そこはネックであることは否めない」とするものの、実力と上昇度はメンバー中屈指だ。昨年紫苑S以来、2つめの重賞タイトルをつかみ、秋への道筋を開く。【奥岡幹浩】