サッカーの元イングランド代表で「ワンダーボーイ」の愛称で知られたマイケル・オーウェン氏(46)が30日、グッドウッド競馬場で愛娘、ジェマ・オーウェンの騎乗を見守った。

オーウェン氏の娘ジェマが騎乗したのは、この日の最初にエキシビジョンで行われた「マグノリアカップ」。このチャリティレースは11年に創設され、これまで350万ポンド以上の寄付金を集め、教育や雇用の機会を通じて、貧困、紛争、災害の影響を受けた人々の生活を支える活動を行っているもの。厩舎スタッフや牧場スタッフなどさまざまなプロフィルの女性が騎乗し、芝1100メートルで行われている。

現在は馬主、生産者の肩書きを持つオーウェン氏の娘ジェマは馬場馬術の選手で、この日のレースは4着でゴール。馬術の違いに戸惑いながらも、「最初から最後まで素晴らしい体験でした。トレーニングや調教での騎乗、そして、舞台裏の様子を見ることができて本当に楽しかったです。そうした経験を通じて、多くの人の努力、厩舎で働く乗り手や馬たちの凄さを実感しました。彼らは本当に素晴らしいです。実際に自分でやってみたことで、ジョッキーという職業への尊敬の念が深まりましたし、このスポーツへの理解もずっと深まりました」とコメントしている。

父のオーウェン氏は「娘の身の安全を案じながらレースを見守るのは、何とも奇妙でハラハラする体験でした。馬に乗って時速40マイル(約64キロ)で走るというのは、決して安全とは言えない行為ですし、自分の娘となれば当然少しは心配になります」と心境を明かし、「ただ、彼女は間違いなく優れた乗り手です。スタートで大きく出遅れてしまったのは悔やまれますが、4位でゴールしました。(出遅れて)スタートがいかに重要かは誰もが知っていますし、彼女も100回は言われていたはずなんですけどね! それでも、彼女の騎乗は素晴らしかったですし、全体として良いレースでした。私は以前アスコット競馬場のチャリティレースで2位になったことがあるので、(4位だった)彼女をからかってやろうと思っています! それに、これが彼女にとって最後のレースにはならないような気がしますね。彼女はこの過程を心から楽しんでいましたから、またいくつかレースに出るかもしれません」とたたえていた。