横山和生騎手(29=フリー)がJRA通算300勝を達成した。パワーブローキング(牡3、栗田)で勝利して、今年の同59勝目を挙げた。

2011年にデビューして今年で12年目。昨年の有馬記念からコンビを組むタイトルホルダー(牡4、栗田)で今年の天皇賞・春を勝利し、G1初制覇。宝塚記念も制し、G1を連勝した。

「すごくいい馬に乗せていただいているので、順調に300勝ができたと思います。自分の以前の成績を考えれば、今は恵まれていると思いますし、うれしく思います。(以前と)特に変わった感じはないですけど、今まで乗せていただいた馬、関わってくださった人たちが今の横山和生を作っていると思います」と感謝した。

10月2日にはタイトルホルダーで凱旋門賞(G1、芝2400メートル、パリロンシャン)に挑戦する。「本当はタイトルホルダーの気持ちが聞きたいと思いますが、横山和生としてはタイトルホルダーと一緒にリズムよく走ってきたいと思います。馬だけでなく、人も応援してくれればうれしく思います」と意気込みを口にした。