単勝2番人気のアスクビクターモア(牡3、田村)が、3歳クラシック最後の1冠を制した。2番手から運び、最後は差し込んできたボルドグフーシュ(牡3、宮本)との一騎打ちに。写真判定の末、鼻差でしのぎきった。勝ち時計の3分2秒4はレコード。ダービー3着の雪辱を、菊の舞台で見事に晴らした。3着はジャスティンパレス(牡3、杉山晴)が入った。

勝利を導いた田辺騎手は「今日は目標とされる立場なので、馬の力を信じて自分で動かしていきました。よくしのぎきってくれました」と、早めのスパートから勝ち切った相棒をたたえた。

最後は大接戦の末の勝利。「持久力勝負に分があると思っていた。さすがに自分からポジションを取りにいって、勝ちに動いていって、最後は脚が上がり気味だったけど、何とかしのいでくれないかという思いでした」と振り返った。

3冠ラストで栄冠をゲットし「これから強い馬と戦うことが多々あると思う。まだまだパワーアップして、もっともっとG1を勝ってほしい」と今後の活躍を期待していた。

馬連(4)(14)は2030円、馬単(14)(4)は3370円、3連複(4)(14)(17)は6440円、3連単(14)(4)(17)は3万10円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)