ジャパンC(GI、芝2400メートル、27日=東京)の最終追い切りが23日、行われた。
天皇賞・秋8着からの巻き返しを目指すユーバーレーベン(牝4、手塚)は、美浦ウッドで併せ馬を行い、併入した。時計は重馬場の中、6ハロン83秒0-11秒8。共同会見に出席した手塚貴久調教師(58)の一問一答は以下の通り。
-今朝の追い切りの手応えは
手塚師 いつも調教はそんなに動かない。パートナーがいないと駄目なタイプ。今日も走る相手に一生懸命走ってくれないかなとイメージしたんですけど、いい動きだったと思います。
-今日は津村騎手が騎乗。フィードバックは
手塚師 札幌記念から天皇賞、そしてジャパンC。状態は徐々にですけど、上がっているイメージのようです。
-前走の天皇賞・秋は8着だが、手応えはあったと
手塚師 2000メートルの東京。彼女にとってはそんなにいい舞台設定ではなかった。枠順も外で、展開も厳しかった。その中でレースの内容、通ったコースを考えると、札幌記念から良化があったなと。あの時の状態で走れれば、さらに上積みがあれば、ジャパンCに向けてはいいなと思ったので。
-前走後の調整は何を心掛けたか
手塚師 体重の増減が激しい子。その点に注意しながら。2回使って彼女自身の代謝も良くなっていた。過保護にせず、バリバリやってもいいんじゃないかというイメージで調教しています。
-そういった意味では、前走後の手応えは確信に変わったか
手塚師 確信というと少し大げさですが、良くなっているのは間違いないという感触はあります。
-オークスを勝った舞台
手塚師 一番堅実に、いい成績を挙げられるコースであることは間違いないかなと思っています。
-なぜ東京2400は合うか
手塚師 そこは分からないですけど、脚質的にのんびり屋さん。大箱で距離もある程度有るコースが合っているんじゃないかなと。
-距離があった方がこの馬は力が出せると
手塚師 それは間違いないと思います。
-土曜が雨予報
手塚師 雨は大丈夫です。重馬場が上手だなと思いますので。
-外国馬含めてメンバーはそろっている。現時点ではどのような想定でレースに
手塚師 脚質を考えると自分から勝ちにいく競馬は難しい。展開やペースにずいぶん影響は受けるかと思う。それでも、この子がいつも最後に脚を使ってくれるのは間違いない。相手関係よりも、彼女がベストのパフォーマンスが出来るようにとは思っています。
-ファンの皆さんに一言
手塚師 東京の2400は彼女にとって最高の舞台だと思っていますし、メンバーはとても強いんですけど、彼女も調子を上げている。いい結果が出ればと思っている。今回も応援して頂ければ思います。