英国のタディ・ゴスデン調教師(27)が22日、中山競馬場を視察した。

21年より17、18年凱旋門賞連覇のエネイブルなど、数多くの名馬を手がけた父ジョン・ゴスデン師と厩舎を共同経営し、近年はG1・3勝や21年サウジCを勝ったミシュリフなどを管理した若き伯楽。今回が初めての来日で、北海道の社台ファーム、ノーザンファームといった牧場を視察し、東京や京都などの名所も見て歩いたという。

タディ師は「日本の競馬場の施設は素晴らしいです。観客もたくさんいて、運営のオペレーションもしっかり取れていると感じました。クオリティーは世界の中でもトップレベルだと思います」と目を輝かせた。

昨年、牝馬2冠を達成したスターズオンアースの母サザンスターズはジョン・ゴスデン厩舎で管理されていた馬。現在休養中の明け4歳馬には「彼女は今年、海外を走るの? それとも日本にとどまるの?」と興味津々。

日本馬のレベルの高さにも関心を寄せた。「日本の馬で一番インパクトがあったのはアーモンドアイですね。ドバイでの走りはすごかったですね。私たちが管理していたエネイブル同様、あの馬もリアルチャンピオンだったと思います」と褒めちぎった。