女性騎手がワンツースリー!

3年目の古川奈穂騎手(22=矢作)が女性騎手4人そろい踏みの一戦を制した。4番人気ゲンパチレオニダス(牡4、牧浦)に騎乗して、中団外から差し切り、今年3勝目を挙げた。勝ち時計は58秒1(不良)。「砂をかぶってひるんで手応えが怪しくなってしまったんですが、肩ムチを入れたらハミをとり直して反応してくれて、しまいまでいい感じで走ってくれたかなと思います」と声を弾ませた。

2着に永島まなみ騎手(20=高橋康)の1番人気ナツイロノオトメ(牝4、角田)、3着に藤田菜七子騎手(25=根本)の8番人気サンランシング(牝5、堀内)が入り、21年4月17日の新潟7R(1着=古川奈騎手、2着=藤田騎手、3着=永島騎手)以来、JRA史上2度目の女性騎手ワンツースリーとなった。3連単の配当は1万7590円。今村聖奈騎手(19=寺島)のエルメニア(牝4、吉田)は8着だった。

古川奈騎手は「どのレースも勝ちたいと思って乗っているので、特別変わった意識はないんですけど、4人そろうと注目度も高くなると思うので、競馬を盛り上げる意味では、そういうレースで勝てるのもいいかなと思います。前にいる永島さんを見ながら追う形で、後ろに菜七子さんがいるのは終わってから分かりました。女性が注目されて、これから人数も増えると思うので、いい追い風になれば」と切磋琢磨(せっさたくま)を誓っていた。

女性騎手4人のそろい踏みは今回が3度目で、15日の小倉12Rで初めて実現して今村騎手が制した。先週22日の小倉2Rでは永島騎手が勝利。3戦とも女性騎手が勝っている。