2月末で調教師に転身する福永祐一騎手(46)が新装・京都競馬場で“復活”する。

同場で行われた22年度JRA理事長特別表彰セレモニーに出席した1月31日、「武(豊)会長(日本騎手会)に気を使っていただいて、試走会(3月30日)に声をかけていただいています」と明かした。

新装京都の開催は4月22日からで「リニューアルした京都競馬場で乗れないことが心残りだった」と話していたが、すでに騎手を引退した後の3月30日に予定される試走会での“騎乗”プランを喜んだ。

昨年は自身の記録を塗り替える13年連続のJRA年間100勝を達成。現役騎手のJRA通算勝利数、重賞勝利数ともに3位という功績も評価され、理事長特別表彰を受けた。「昨年はコントレイルをはじめ、自分が乗っていた馬が多く引退する中でG1を2つ勝つことができ、年間100勝も挙げることができました。充実した1年でした」と振り返った。

なお、特別表彰の記念品として、西陣織で作成された18年ダービー馬ワグネリアンのパネルが贈呈された。

〇…福永騎手とともに理事長特別表彰を受けた横山典弘騎手(54)は「ありがとうございます。あまりそういうの(表彰)に縁がないタイプなので、うれしいです」と笑顔で周囲の笑いを誘った。

キャリア37年目だった昨年は本格的に栗東を拠点として活動。さらなる高みを目指して精力的に打ち込む、若手の手本となる姿勢と、JRA重賞3勝、同通算2900勝達成などの功績が評価された。

なお、記念品として西陣織で作成されたマテンロウオリオンのパネルが贈呈された。