2番人気メイショウハリオ(牡6、岡田)が、直線でタガノビューティーとの追い比べを首差で制した。勝ちタイムは1分39秒3。昨年帝王賞以来2つ目のJpn1タイトルを獲得した。

“メイショウ”の冠名で知られる松本好雄オーナー(85)はこの日、65年ぶりに船橋競馬場に来場した。黒いスーツ、シャツを身にまとう、いつものスタイルでメイショウハリオを現地応援。浜中騎手が検量室前で愛馬から下馬すると、両手を広げて殊勲の鞍上をたたえてから抱擁した。前日に急きょ現地観戦を決めた松本オーナーは「65年ぶりですね。船橋競馬場には学生時代に来て以来です。昨日までは行くつもりはありませんでしたが、来てよかったです」と柔らかな笑みを浮かべた。