今年の第90回ダービーは、異例の「大接戦決着」だった。

1着タスティエーラ、2着ソールオリエンス、3着ハーツコンチェルト、4着ベラジオオペラまで、首+鼻+鼻差の大接戦。上位4頭は、2分25秒2の同タイム決着だった。

ダービーで、1着から4着まで同タイムだったのは、84年グレード制導入後では初めての“珍事”だった。

84年から昨年まで1、2着が同タイムの接戦は、ダービーで下記の通り8度あった。

◆96年フサイチコンコルド=ダンスインザダーク(2分26秒1)

◆00年アグネスフライト=エアシャカール(2分26秒2)

◆10年エイシンフラッシュ=ローズキングダム(2分26秒9)

◆12年ディープブリランテ=フェノーメノ(2分23秒8)

◆16年マカヒキ=サトノダイヤモンド(2分24秒0)

◆19年ロジャーバローズ=ダノンキングリー(2分22秒6)

◆21年シャフリヤール=エフフォーリア(2分22秒5)

◆22年ドウデュース=イクイノックス(2分21秒9)