ドイツで活躍する女性のトップジョッキー、シビル・ヴォークト騎手(31)が8日、ケルン競馬場で行われたG2、サウレンダッハフォンズプライズ(芝2400メートル、出走7頭)を1番人気アレノ(牡5、M・ヴァイス、父ナサニエル)で制し、同レースの連覇を達成した。勝ちタイムは2分27秒27。逃げ馬の背後で脚をため、最後の直線は内ラチ沿いを抜け出し、2着に4馬身4分の3差の快勝だった。

ヴォークト騎手は昨年、フランスで騎乗時にコカインの陽性反応が検出され、フランスギャロから6カ月間の騎乗停止処分を受けたが、今シーズンもその腕前は健在だ。ここまでドイツ国内でハマーハンセン騎手に次ぐリーディング2位の成績で、先月12日にはデュッセルドルフ競馬場でG3を勝利。これが今シーズンの重賞2勝目となった。

現在は、21年の凱旋門賞をトルカータータッソで制したマルセル・ヴァイス厩舎の主戦騎手。地元メディア「ギャロップオンライン」電子版はヴォークト騎手のコメントを伝えており、同騎手は「理想的な2番枠から馬の後ろでリラックスして走ることができました。最後の直線で内側にスペースができ、最短ルートで先頭に立つことができました。すべてが完璧でした。マルセル・ヴァイス厩舎ではみんなが馬のために尽力してくれるので、とても居心地が良く、毎日仕事に行くのが楽しみです」と語っている。

このレースは昨年のドイツダービー馬ホーホケーニヒと女性騎手として史上初のドイツダービー制覇を果たしたニーナ・バルトロメイ騎手のコンビも出走。59キロを背負い、4着に敗れている。