白毛馬ソダシの半弟カルパ(牡、須貝、父モーリス)の注目の初陣は3着に入った。発馬がひと息で馬群の中で我慢のレース。3角付近から徐々に加速をつけ、前をうかがった。直線ではじわじわと伸びて馬券圏を確保した。

騎乗した武豊騎手は「上手にレースができていましたが、瞬発力で上位2頭と差がありました。使って良くなる雰囲気があります」と新たな白毛馬の初戦を振り返った。

須貝師は「いいお勉強になりました。ゲートで頭を上げるのは今後の課題。それでもよく頑張った。中2週の1800メートル(未勝利、芝1800メートル、29日=札幌)で使います」と評価した。

 

姉ソダシを担当し、今年7月でホースマンを退職する今浪厩務員も、有給休暇の中、応援に駆けつけた。今浪厩務員は「よう頑張っていると思うよ。相手が強すぎたし、びっしりマークされていたからね。スタートで1テンポ遅れるところがある」と話す。現在は有給休暇中であり、見る立場。「どきどきやったわ。足が震えとる(笑い)。見る方が緊張する。でも見られて良かった。あれなら大丈夫だと思うよ。安心した。今度はテレビかな(笑い)」と笑顔で検量室前を後にした。