ダートの新馬戦を勝ち上がり、連闘で札幌2歳S(G3、芝1800メートル、9月2日)に出走するグランルーチェ(牡、庄野)が31日、札幌芝コースに出て運動を行った。

先週の疲れも見せず、素軽い動きでコースをゆったり1周。笠原助手は「今日は芝の感触を確かめました。連闘にはなりますが、具合は悪くないと思います」とうなずいた。

前走のデビュー戦は、札幌ダート1700メートルで6馬身差の快勝。その勝ちっぷりからレース後に急きょ、連闘かつ初芝での重賞挑戦に向けて調整されることとなった。

母グランシェリーはダートで新馬勝ちした後、初芝となった次走の中京2歳Sを勝利。その2戦の鞍上は、息子ルーチェと同じく浜中騎手だった。

笠原助手は「走りや体は重いダートの感じではないですし、お母さんも芝で走っていますからね。開催が進んで、軽い芝ではなくなってきている条件もいいと思います」と手応え十分。異色のローテーションだが、一発の可能性は十分だ。