野路菊Sでは好調スワーヴリチャード産駒のヴェロキラプトル(牡、高野)がデビュー2連勝を果たした。逃げた初戦とは一転して4番手に控えると、4コーナーから早めのスパートで息の長い末脚を発揮して抜け出した。勝ち時計は1分46秒0。

鮫島駿騎手は「思ったより流れが速くなって折り合いもつきやすかった。しぶといタイプ。もう少し距離が延びてもいいかも」と今後への期待を口にした。

未来が開ける1勝となった。高野師も「いかような競馬もできるスタートで、前に壁がなくても差し脚を伸ばせるリズムで走れた」と進境を認めた。初年度となる同産駒は2歳戦単独トップのJRA15勝目。そのエース格になれる存在だ。