京都競馬場で11日、熊沢重文騎手(55)の引退セレモニーが行われた。

熊沢騎手の1学年後輩にあたる武豊騎手からビデオメッセージが送られた。

「お疲れさまでした。本当に長いお付き合いで、ジョッキーになる前から一緒に馬に乗っていました。苦い思い出なのですが、有馬記念で僕が大本命のメジロマックイーンに乗っていて、熊沢さんの大穴のダイユウサクに負けた時は、今でも忘れません。常に全力で騎乗し、平地・障害とたくさん乗って、まさに二刀流のジョッキーでした。長年活躍されて、ずっと尊敬していました。本当にさみしいですけど、我々後輩は、熊沢さんが多く残してきた熊沢イズム、全力で馬に乗るということを受け継いでいきたいです。本当に長い、お疲れさまでした」

91年有馬記念で熊沢騎手は単勝オッズ137・9倍、15頭中14番人気のダイユウサクに騎乗。後方から運び、直線で末脚を発揮。残り50メートル付近で直線に立つと、武豊騎手騎乗で単勝1・7倍の1番人気メジロマックイーンの追い上げを1馬身4分の1差で封じ込めた。